月初のスクリプト

はじめに

Raspberry Piに接続したカメラとmotionを使用して、動体検出、その画像をファイル共有先のUbuntu PCに保存するようにしている。これを月初にffmpegを利用して、動画化して年度ごとのフォルダに保存する。これをシェルスクリプトで自動化している。長いもので、2020年末〜2021年から運用しているものもある。(途中、カメラの故障で交換したものもあったと思う。)

2023年10月分の画像ファイル数がシェルで取り扱える限界を超えたようで、動作しなかった。そこで、日毎にムービーを作成し、月初にひと月分の日毎ムービーを統合するように変更したのでその詳細をまとめてみた。

現在カメラは5台でRaspberry Pi Zeroに接続され動体を監視中。γ、η、θは停止中。ι、κを準備中である。カメラはないが、九州地方にλが稼働しており、環境データをサーバーに送信中。1年を超えて継続運用している。

また、簡単なhtmlを作成し、以下のようにリアルタイムでカメラの映像を確認することもできるようにしている。

motionについて

motionは、さまざまなカメラからのビデオ信号を監視し、動体検出されたときに設定に応じた動作を実行するプログラムです。このブログを書く際にmotionのホームページを訪れたところ、新しくmotion plusが公開されているようだ。旧motionは2000年に公開されているようで、古くなった機能、ほとんど使われない機能を削除した新しいプログラムがmotion plusのようだ。
近いうちに使ってみよう。

motionアプリケーションの機能

  • Create videos or save pictures of the activity
  • Passthrough recording from many IP cameras
  • View live stream of cameras
  • Invoke scripts when activities occur
  • Log activity into multiple types of databases
  • Fully customizable masks for privacy or motion detection
  • Full tls(https) support with authentication for webcontrol and streams

様々なタイプのカメラが使用可能

  • Network cameras via RTSP, RTMP and HTTP
  • PI cameras
  • V4L2 webcams
  • Video capture cards
  • Existing movie files

フォルダ構成

サーバー側のPicturesフォルダに各Raspberry Piのフォルダを作成してあり、各Raspberry Pi側のPicturesフォルダにマウントしてある。

カメラが接続されているRaspberry Pi zero側の/etc/fstabの設定は次の通り。---は適宜必要な内容に変更。

日毎のシェルスクリプト

スクリプトのファイル名は”daily_script.sh”で保存。

月初のシェルスクリプト

スクリプトのファイル名は”new_monthly_scpt.sh”で保存。

運用

画像の保存先のPCのcrontabはこんな感じで、日毎ムービーと月毎のムービーを作成する前述のシェルスクリプトを実行する。

まとめ

問題なく、日毎及び月初は処理され、画像は月毎の動画として保存された。
画像ファイルが少なくなったことで、ディスク容量が20%程減少した。以前は70%ぐらい使用していた。

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